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2023年01月22日

失敗しない外構工事 計画のポイント②

今回は第一弾に続いて外構工事を失敗しない為、どのような事に注意していけば良いのかをお伝え致します。
家づくりと違いあまり語られない外構工事。私達の毎日の生活と密接な関係にあります。故に間違った作り方をしてしまうと毎日ストレスが溜まることに・・・。
そうならない為にも外構工事を行う前の計画をしっかり練っていきましょう!

【もくじ】
【point.1 デザインコンセプトを決める】
【point.2 ゾーニングを行う】
【point.3 使う材料を決める】
【まとめ】

【point.1 デザインコンセプトを決める】


皆様はお家づくりをされる時・もしくはお家を購入される時色々な願いを持っていらしたと思います。
例えばソフト面で言えば、家族との時間を大切にできる空間作り・親御さんと安心して暮らせるバリアフリー設計・お子様を見守りながら緑と触れ合える庭がある家。
ハード面で言えば、シンプルモダンなモノトーン調の家・西海岸風の家・和モダンな家。
様々な暮らしへの想いを巡らせていたと思います。
同じようなイメージで外構にもその想いを巡らせて下さい。
例えば・・・
・リゾート気分を満喫できるハワイアンテイストな外構
・和の想いを詰め込んだ庭園がある外構
・無駄を一切省いたミニマムテイストな外構
なんとなくこの言葉を聞くと情景をイメージできますよね。

なぜこんなコンセプトを決めるという作業をするのか疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
先に答えを言うとこの作業を行わないと統一感のない汚い外構になってしまうのです。
外構の材料はタイルや石材一つとっても何万種類もの数があります。
この作業を行うことによって使う必要の無い無駄な材料をふるい落とす事ができるのです。
選択肢が多すぎるので外構は失敗してしまうのです。その選択肢を最小限に抑えるのがコンセプトメイキングになります。

【point.2 ゾーニングを行う】


コンセプトが決まったら次はゾーニングです。
ゾーニングって何?って思った人は家の間取りを思い浮かべて下さい。
南側はリビングで北側にキッチンダイニング、東側は玄関になっていて西側は和室。
これと同じ考えで敷地のどこにどんな機能を持たせるのかを決めていくのがゾーニングとなります。
ゾーニングは主に機能面から考える事が多いです。
駐車台数・駐輪台数・車の使用頻度・庭へのアクセス等様々な生活イメージを行った上で決めていきます。

【point.3 使う材料を決める】

デザインコンセプトとゾーニングが固まったら、次は使う材料を決めていきます。
駐車場から玄関まで濡れずに入りたいとすればカーポートが必要になってきます。
テラスに出て日差しを遮りながらお茶をゆっくり飲みたいのであればシェードや屋根が必要になってきます。
クリーンな印象にしたければブロックで塀を作りホワイトの塗料を塗ったりベージュ系のタイルをチョイスします。

【まとめ】

これまでお伝えした事をまとめると「色々なアイテムや選択肢をコンセプトというフィルターを通して一次選定→ゾーニングをした上でサイズや形状が適している材料を二次選定。」これが大枠の流れになってきます。
本来はこの過程でかなり細かい確認作業が必要になってきます。寸法や耐久性・施工性や納まり等が当てはまります。ただ、それはあくまでプロである私達が行うという前提のもとにお伝えさせて頂いております。
今回お伝えした事を実際の打ち合わせに当てはめると圧倒的に外構の完成度が高まります。
当たり前です。成功の秘訣を知っている者同士(お客様と外構のプロ)で外構を一緒に計画するのですから。
1人でも多くの方にこういった有益な情報をお伝えできればこれ以上嬉しいことはございません。
是非お友達やご家族にも教えてあげて下さいね♪